車いすへの対応 タクシー事業者に講習
車いすの利用者に対しタクシーの乗車拒否が相次いでいる問題で、タクシー事業者に車いすの乗客への対応を学んでもらおうとセミナーが開かれた。
車いすのまま乗れる「ユニバーサルデザインタクシー」をめぐっては、運転手が乗降用のスロープの設置に時間がかかるなどの理由で、車いすの利用者の予約や乗車を断るケースが相次いでいる。
15日に開かれたセミナーでは、国交省やタクシー事業者がバリアフリーの対応状況を説明したほか、車いすの利用者がこのタクシーを利用した際に、スロープの設置から乗車までに28分かかった体験を語り、運転手の研修不足などを指摘した。
車いす利用者「運転手さんが扱い方を知らないのが一番の問題だと思う。運転手さんにも扱いを覚えてもらい、慣れていっていただけたらなと思います」
また、より短時間で設置できるように改良されたスロープの実演も行われた。