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生後9か月の男児死亡事故 「ベッドガード」メーカーに賠償命令

2024年3月22日 20:00
生後9か月の男児死亡事故 「ベッドガード」メーカーに賠償命令

ベッドからの転落防止用に取り付けられた「ベッドガード」とマットレスの間に挟まり、生後9か月の男の子が死亡した事故をめぐり、両親がベビー用品メーカーを訴えた裁判で、東京地裁は22日、メーカーに賠償を命じました。

この裁判は「ベッドガード」を取り付けたベッドで寝ていた生後9か月の男の子が死亡した事故をめぐり、両親が製品の設計や警告の表示に欠陥があったとして、メーカーの「カトージ」に賠償を求めていたものです。

東京地裁は22日の判決で、製品の使用対象年齢は18か月以上であったものの、「表示が容易に認識できる場所になかった」などとして、メーカーにおよそ3500万円の賠償を命じました。

亡くなった男の子の父親「お金によって息子が帰ってくるものではないので、喪失感は変わらない」

原告側は、同種の死亡事故が過去6年間で4件あるとして、再発防止のための検証をしてほしいと訴えています。