1日朝、千葉県市原市のホテルで手首を縛られた従業員の女性の遺体が見つかった事件で、客室の精算機が壊されていたことがわかり、警察は強盗殺人事件と断定し、捜査本部を設置し捜査しています。

この事件は1日午前7時半前、市原市のホテルで従業員の佐伯仁美さん（56）が手首を縛られ、従業員用の休憩所の床にあおむけに倒れているのが発見され、その場で死亡が確認されたものです。

捜査関係者によりますと、佐伯さんは顔が腫れていて、刃物のようなもので首が切り付けられていたということです。

また、客室に設置されている精算機が破損していたことが新たにわかり、警察は何者かが金品目的でホテルに押し入り、佐伯さんを殺害した強盗殺人事件と断定し、100人態勢の捜査本部を設置しました。

佐伯さんは10月31日午後11時ごろから1日朝に出勤してきた別の従業員に遺体で発見されるまで1人で勤務していて、その間に被害にあったとみられます。

近くの飲食店の人
「(ホテルの)受付事務所には防犯カメラがついているけど、映らないようにしてあったと、(オーナーが)そのような話をしていたけど。（Q.どうやって映らないように？）何かかけて」

警察は2日に司法解剖を行い、佐伯さんの詳しい死因を調べることにしています。