防犯グッズの需要急増…強盗事件相次ぎ プロに聞く「自宅の防犯対策」
関東で相次ぐ強盗事件の影響で、いま、命を守るために防犯意識が高まっています。ホームセンターでは、防犯グッズを求める人が急増していました。
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23日、都内のホームセンターでは、多くの人が防犯グッズを見ていました。
70代
「最近色々、あちこちで事件が多く、ちょっと興味があったので」
70代
「いつ起きるかわからないので。家族守るためには、どうしても装備をつけなければ守れない。入られたらもうおしまいなので、それくらい怖い」
ホームセンター「カインズ 青梅インター店」では、防犯グッズの売れ行きが先月と比べて約2.5倍に。身を守るために、防犯対策を強化する商品を求める人が、急増しているのです。補助錠と屋外用センサーライトは、前の年の同じ時期と比べて約5倍に増えていました。
カインズ青梅インター店 淺沼和奏さん
「災害があると災害用品が売れることがあったが、防犯用品がここまで売れることはない」
家電量販店でも…
ビックカメラ有楽町店・防犯カメラコーナー担当 近澤裕太さん
「約30種類の防犯カメラが展示されています」
対策のひとつ、防犯カメラも種類豊富。いまでは、夜間でも鮮明に記録できるといいます。
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――防犯対策について?
20代
「具体的に何をしたら安全なのか、というのがわからないので、何もできてないという現状です」
ただ、どんな対策が有効なのか、実際に知らない人もいます。そこで、いまからでもできる「自宅の防犯対策の仕方」を、プロに聞きました。
まずは「玄関」です。
元警視庁公安部捜査官 防犯コンサルタント・松丸俊彦さん
「意外と思われるかもしれませんが、玄関の鍵のしめ忘れ、『無締まり』というのですが、それによる空き巣被害・強盗被害が多い」
侵入手口で最も多いのは、カギのかかっていないドアや窓だといいます。
防犯コンサルタント 松丸俊彦さん
「ちょっとした外出ほど、確実に(カギを)しめてほしいです」
また、ドアの「のぞき穴」にも注意が必要といいます。
防犯コンサルタント 松丸俊彦さん
「のぞき窓に特殊なレンズを当てると、中を見ることができます。普段は、内側からテープでもいいし隠しておいてほしいです」
さらに「郵便物のため込み」も、留守を知らせることにつながるといいます。旅行などで家を空けるときは、知り合いに預かってもらうなど対策が必要です。
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続いて、侵入口の中で最も多いとされる「窓」。(一戸建て住宅の場合 警察庁による)
防犯コンサルタント 松丸俊彦さん
「空き巣犯は、カギを開けて入ろうとします。ですから、この(カギの)周りを気をつけてほしい。侵入に5分くらいかかると、約7割は侵入は諦めると言われている。そのための時間を稼ぐという意味でフィルムを貼る、補助錠をつけて、入るための時間をかけさせるようにする」
窓を補強した上に、「カメラ監視中」や「猛犬注意」といったプラスアルファの対策を組み合わせることで、より防犯効果が上がるといいます。
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とはいえ、実際に侵入者と鉢合わせしてしまったら、どうしたらいいのか。大手警備会社は、身を守るために、とにかく「逃げる」ことが大事だといいます。例えば、寝室にいる場合は…
ALSOK HOME ALSOK事業部・松田博充課長
「寝室の出入り口にもしカギがあるようでしたら『カギをしめる』。寝室のはきだし窓から『逃げる』といった方法もある。重要なのは、そういったことを日々シミュレーションしておくことが大事」
普段から「この窓から逃げる」などと逃げ道のルートを考えておくだけでも、万が一のときに役立つということです。