山形県沖が震源の強い地震 21人がけが
18日夜、山形県沖を震源とする強い地震があり、新潟県村上市で震度6強の揺れを観測した。気象庁は、今後1週間程度は同じような規模の地震に注意するよう、呼び掛けている。
18日夜10時22分ごろ、山形県沖を震源とする強い地震があった。震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.7と推定されている。
震度6強を観測したのは、新潟県村上市。震度6弱を観測したのは、山形県鶴岡市。震度5弱を観測したのは、山形県酒田市、秋田県由利本荘市、新潟県長岡市、柏崎市となっている。
この地震で新潟港で10センチ。山形県酒田市、石川県の輪島港などで、いずれも数センチ程度の津波が観測されたが、津波注意報は午前1時過ぎに解除された。
気象庁は、今後1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意するよう呼びかけた。NNNのまとめでは午前9時現在、21人のけが人がでている。
気象庁の会見「揺れの強かった地域では家屋の倒壊や、土砂災害などの危険性が高まっています。今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情がない限り、危険な場所に立ち入らないように、身の安全を図るように心がけてください」
新潟県、山形県ともすでに梅雨入りしている。今回の地震で地盤が緩んでいるため、土砂災害への注意がより必要。