「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産に登録決定
国内最大の古墳、「仁徳天皇陵」などからなる大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」が世界文化遺産に登録されることが決まった。
アゼルバイジャンの首都バクーで開かれているユネスコの世界遺産委員会は、国内最大の古墳、「仁徳天皇陵」などからなる大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」を世界文化遺産に登録すると決定した。
「百舌鳥・古市古墳群」は、日本最大の古墳として知られる仁徳天皇陵や、応神天皇陵など45件、49基の古墳で構成されている。今年5月、ユネスコの諮問機関・イコモス(=ICOMOS)が世界文化遺産への登録がふさわしいと勧告していた。
文化庁によると、勧告では古墳群が都市部に位置するため周辺の開発への懸念も示されたが、「傑出した古墳時代の埋葬の伝統と社会政治的構造を証明しており、一連の資産は顕著な普遍的価値を証明していると考える」などと高く評価されていた。
これで日本国内の世界遺産は23件となる。