大船渡山林火災 鎮圧のめど立たず被害拡大…焼失面積は約2600ヘクタールに
平成以降、国内最大規模となる岩手県大船渡市の山林火災は依然として鎮圧のめどが立っておらず、被害が拡大しています。
4日午後2時半現在の焼失面積は、大船渡市の面積の8パーセントに相当する、およそ2600ヘクタールです。前の日よりもおよそ500ヘクタール広がりました。
3日夜、上空からとらえた映像には暗闇の山林の中に真っ赤な炎が一つの筋となって、あたり一帯に広がっているのが確認できました。
自衛隊や消防などおよそ2000人規模で連日、消火活動にあたっていますが、依然として鎮圧のめどが立っていません。
大船渡市では、あわせて1896世帯4596人を対象に「避難指示」が出されています。このうち、およそ600人と連絡がついておらず、市は名簿などをもとに確認を急いでいます。
大船渡市には、20日連続で乾燥注意報が出ていますが、5日は久しぶりに恵みの雪や雨となりそうです。
平成以降、国内最大規模となる山林火災は、5日で発生から1週間です。一日も早い鎮圧が待たれます。