広島、きょう74回目の原爆の日 中継
広島は6日、74回目の原爆の日を迎えた。平和記念式典が開かれる広島市の平和公園から澤村記者が中継で伝える。
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台風8号の影響が心配されていたが、このあと午前8時からの平和記念式典は予定通り行われる。平和公園では未明から多くの人が慰霊の祈りをささげている。
原爆で家族を亡くした被爆者(88)「今でも頭の中に広島の惨状がはっきりと残っている。被爆者全員の苦しみを二度と子や孫が受けない世界にしてほしい」
原爆が投下された午前8時15分には、黙とうがささげられる。また広島市の松井市長は、平和宣言の中で日本政府に対し、核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いをしっかりと受け止めてほしいと、呼びかける予定だ。
平和記念式典では、この1年で死亡が確認された5068人の名簿が慰霊碑に奉納される。これで慰霊碑に眠る死没者はおよそ32万人となる。
広島は6日、深い祈りに包まれる。