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日本航空社長、無線のみでやりとりは「リスク」 日航と海保トップが会見…事故後初

2024年1月17日 19:21
日本航空社長、無線のみでやりとりは「リスク」 日航と海保トップが会見…事故後初

今月2日、羽田空港で発生した航空機の衝突事故後、初めて日本航空と海上保安庁のトップが会見を開きました。

日本航空・赤坂祐二社長「再発防止に業界として、全力をあげてやってまいる。そういった決意でおります」

日本航空の赤坂社長は、乗客・乗員379人が全員脱出できたことについて、「乗務員が日頃の訓練を生かしてくれた」「何よりお客様のご協力があってこそ」と感謝を述べました。

また、赤坂社長は航空機と管制官のやりとりが口頭の無線のみで行われていることについて「アナログな世界が残っていて長年、航空業界としてリスクと捉えてきた」と指摘し、「今回の事故から、なんらかの教訓が引き出せる」と話しました。

一方、海上保安庁の石井長官は事故について謝罪した上で「かけがえのない職員を失ったことは痛恨の極み」と述べました。

現在、羽田航空基地では航空機の運用を停止していますが、事故関係者が「かなりダメージを受けている」といい、メンタルケアを含む安全運航態勢の確立を最優先に取り組むとしています。