天皇陛下、皇居水田で恒例行事の「お田植え」 腰をかがめて1株ずつ丁寧に
天皇陛下は、14日、皇居の水田で恒例行事の「お田植え」を行われました。
天皇陛下は、14日午前11時ごろ、皇居の生物学研究所の脇にある水田を訪れ、先月、陛下が自らまいた「種もみ」から育ったうるち米の「ニホンマサリ」と、もち米の「マンゲツモチ」の苗、合わせて20株を植えられました。
長靴姿の陛下は、水色の長袖シャツに、紺色のズボンで水田に入り、腰をかがめて1株ずつ丁寧に植えられました。
皇居での稲作は、昭和天皇が始めた毎年恒例のもので、代替わりに伴い、上皇さまから引き継がれました。
14日に植えた苗は順調に育てば、9月に収穫され、宮中祭祀(さいし)の「新嘗祭(にいなめさい)」に使われるほか、根付きの稲は、伊勢神宮の神事にも使われます。