小池氏、マラソン「東京開催」改めて求める
来年の東京オリンピックで、マラソンと競歩を札幌で開催すると決めたIOC=国際オリンピック委員会。IOCの調整委員会が30日から始まり、東京都の小池知事は、「東京での開催」を改めて求めた。
小池知事「10月16日にIOCからマラソンと競歩に関しての突然の会場変更計画の発表がバッハ会長から発せられました。東京都そして都民にとっては大変な衝撃であり、議論もないままでこのような提案が出されたこと、極めて異例の事態と捉えております。都民の皆様が納得できるよう経緯や理由について丁寧な説明をいただきたいと思います。開催都市の長といたしまして、都民の代表として、マラソン・競歩の東京での開催をのぞみたいところでございます」
30日から始まったIOCの調整委員会に出席した小池知事は、このように述べて東京での開催を改めて求めた。一方、IOCのコーツ調整委員長は、来月1日にIOC、大会組織委員会、国、それに東京都の四者による協議を行うことを提案した。
小池知事は、この協議の場に出席する意向を示したうえで、仮に札幌で開催する場合、都は費用を負担しない考えを改めて示した。