18日午後8時半前、埼玉県のJR西川口駅近くのマンションで爆発が起き、3人がケガ、うち1人が病院に搬送されました。部屋のガラスやベランダの外壁が吹き飛ぶなど、規模の大きな爆発だったとみられています。いったい、何があったのでしょうか。

18日夜、消防車やパトカーが集まり、現場は騒然としていました。

山本里咲　フィールドキャスター
「建物の3階部分とみられるんですが、ベランダの部分が大きく垂れ下がっていることがわかります」

「こちらの地面、足元もそうなんですが、規制線の奥にも、爆発の影響とうかがえる破片のようなものが散らばっているのがわかります」

現場の周りには、破片が散乱。車は破片で覆われ、爆風の影響でしょうか、電線には衣服が…。

山本里咲　フィールドキャスター
「こちらのお店の窓ガラスも広範囲に割れてしまっていることがわかります。ガラスの塊がそのまま道路に落ちているという状況なんですが、現在お店の中では店員の方が、片付けをしている様子があります」

18日夜、埼玉県川口市のマンションの一室で、“爆発”が起きたのです。

──「におい」とかは？

被害を受けた人
「急に爆発の音なって、焦げたにおいがしてた」

──“爆発の音”は？

被害を受けた人
「想像できないくらいの…中くらいの地震が一瞬来たような。家がくずれちゃいました」
「私が寝室にいてベッドに寝転んでて…ドアがいきなり全部、そのまま取れた」

爆発の発生は、午後8時半前。

通報
「爆発して、ガラスなどが飛び散っている」

ほかにも、「臭いにおいがする」などといった通報が10件以上、消防に相次ぎました。

現場はJR西川口駅の東側、約150メートルの所にある住宅街の一角です。周辺には、マンションやスーパーなどが立ち並んでいます。

現場近くにいた人
「どかーーん！って」
「自動車でも落ちたんじゃないかって」
「耐えられないくらい、大きな爆発」
「室外機とかも飛んできている」

現場近くにいた人
「音の大きさ的には、すごかったです。バゴーーン！っていう。外に出たら、煙かったですね。周りがモクモクしてて、変なにおいがして」

現場マンションの住人が、当時の様子を撮影していました。

被害のなかった階と比べると、手すりは原形をとどめておらず、爆発の威力を物語っていました。

そして、爆発があった2階に住む住民が室内を撮った写真では、ベランダの窓ガラスが大きく割れて、天井も落ち、木枠が折れているのがわかりました。

この爆発で、ポンプ車など12台、救急車4台が出動。消防によると、3人がケガをし、うち1人が病院に運ばれたということです。


（7月18日放送『news zero』より）