【特集】世界に挑む!信州発のベビー用品 子育て世代のリアルな声をカタチに 商品作りのこだわりはとは…
信州発のベビー・マタ二ティ用品が世界に勝負を挑みます。
ネット通販に特化した塩尻市の企業が手掛ける商品、そのこだわりとは?
身に着けるとおしゃれにおめかしできる使い捨ての紙エプロンや赤ちゃんの頭を優しく守るヘルメット。すべて、塩尻市の企業が手掛けた商品です。
主にインターネットで販売されていてその数およそ90種類!
塩尻市に本社を置く「ケラッタ」は2016年からベビー・マタ二ティ用品の企画や製造販売を行っています。
社員は、現在29人。
そのうち半分以上が子育て中のお母さんやお父さんです。
ケラッタ(商品部)太田南さん
「子育てをしている最中っていうのは日々の悩みもあるんですけど、こういった悩みはどんな風に解決したら今のママたちも過ごしやすくなるんだろうな。子育てが楽しくなるんだろうなっていうことをイメージしながら仕事に向き合えているかなと思っています」
会社の代表も2児の母。下村祐貴子さんです。
ケラッタ下村祐貴子社長
「私も2人の息子がいるんですけど、やっぱり突発的にいろんなことが起きたりだとかあとは子どもの成長ってとても著しいんですね。なので毎日毎日必要なものが変わるのでいまのリアルな目線に1番適切な製品をお届けしたいと思って子育ての製品を作っております」
販売はインターネットが中心のため、購入者からの評価やコメントが1日平均100件ほど届くといいます。
ケラッタ下村祐貴子社長
「それこそ良いコメントはそこまで見ないときもあるんですけれども、悪いコメント」ですよねそこはもう全て目を通しています」
こちらの「ヒップシート」という商品。
腰に巻いたベルトの台座部分が赤ちゃんのイス代わりになり抱っこが楽になるというのが売りですが、この商品にも・・・。
■ヒップシートへのコメント
「便利ですが座る部分のプラスチックがお腹に当たって痛いです!」
「もう少し簡単にウエストを締められたらいいのに」
「プラスチック?か何かが股関節に当たってそれが痛くて使用できませんでした」
寄せられる子育て世代のリアルな声。
ケラッタ下村祐貴子社長
「お客様のニーズに応えられていないということですので私も見て次の製品作りに活かすとか、使い方に対してきちんと情報発信できていないのかとか」
利用者の生の声を受けて、「ヒップシート」シリーズも改良を重ねた結果、累計12万個以上を売り上げる看板商品に成長しました。「ケラッタ」では全体の7割以上の商品で子育て世代の要望を反映させてきたといいます。
これまで日本や中国でネット販売していましたが、近く、アメリカでの販売もスタートさせる予定です。
さらに大きな市場を求めて、塩尻生まれの商品が世界に挑みます。
ケラッタ下村祐貴子社長
「日本を代表するNO1のベビー&マタニティブランドになりたいという思いはあります。弊社の強みはパパママの子育て世代ですよねリアルな目線に徹底的に寄り添った製品作りというものを展開して、子育てがほんの少しでも楽になったりとか楽しと思ってもらえるような展開をしていきたいなというふうに考えています]