五反田メンズエステ店“強盗未遂” 逮捕の17歳少年か…防カメに出頭したとみられる姿も
東京・五反田のメンズエステ店で起きた強盗未遂事件。逮捕された17歳の少年とみられる人物が、交番へ出頭する様子を、防犯カメラがとらえていました。少年は“闇バイト”に応募したとみられています。
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20日、明け方の東京・五反田駅前。防犯カメラがとらえていたのは、高架下の方から歩いてきた3人の人物で、逮捕された少年(17)とみられる人物と、被害にあった店の店長とその友人とみられます。
まだ高校2年生の少年が起こしたとみられる事件が発生したのは、防犯カメラの映像より約2時間前のことでした。
警視庁によると、五反田駅周辺のマンションの一室にあるメンズエステ店で20日午前3時頃、少年が押し入り、女性従業員にナイフを見せ「お金を出してください」と言い、現金を奪おうとしたといいます。
女性は店長に連絡。駆けつけた店長が少年を取り押さえたということです。その後、少年は、店長とその友人と3人で、交番へ。約30分後、少年とみられる人物は、警察官に両脇を抱えられながら車へ。強盗未遂の疑いなどで逮捕されました。
調べに対し少年は「2週間くらい前にXで闇バイトを探した。指示役からあそこ(エステ店)に行けばお金があると言われて行った」と話しているといいます。
またも発生した“闇バイト”とみられる事件。少年は「指示役から『シグナルを入れろ』と指示された」と話しているといいます。捜査関係者によると、少年は事件前日、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で、指示役から「今日は大丈夫か?」と聞かれたといいます。これに「大丈夫」と答えたところ、少年は場所を指示され、迎えに来た車に乗ったという趣旨の話をしているということです。
また、少年は「複数人と一緒に来た」との話をしているということです。2~3人が乗っている車から少年が降りたところを目撃したという人も。
さらに捜査関係者によると、犯行グループが事前の下調べをしていた可能性も浮上しています。
事件の数日前、客と女性従業員との間でカネのトラブルがあったと店は説明。すると事件当日、トラブルがあった人物と同じ名前の予約が入り、店長が警戒していたところ、今回の事件が起きたということです。
警視庁は、一連の強盗事件との関連を調べるとともに、他の人物の関与や指示役についても捜査を進めています。