東京オリンピック サイバー攻撃の標的に?
去年、三菱電機が被害に遭ったサイバー攻撃。27日夜の「深層NEWS」に出演したサイバーセキュリティーの専門家は、今年の東京オリンピックがサイバー攻撃の標的になる可能性を指摘した。
慶応大学総合政策学部・土屋大洋学部長「今回(の五輪が)ハッカーの祭典になるのが怖い。悪いハッカーたちは『俺があの開会式で停電させたヤツだ』と自慢したい。実名は絶対出さないが、ハッカーたちのコミュニティーの中で尊敬されたいと思うヤツらが、競って何かを仕掛けてくる。これが一番リスクがあると思う」
サイバーセキュリティー会社ラック・西本逸郎社長「愛国心がある。特にロシアなどは愛国心が非常に強いから、自分の国がバカにされているとかは、政府が関与しなくても『俺らで何かを仕返ししてやろう』というようなことは十分あると思う」
また、ジャーナリストの山田敏弘氏は、大きな被害に遭わないためには、サイバー空間でどういうことが起きているかを官民で情報共有することが重要だと指摘した。