断水で“消雪パイプ”使えず…石川県に“警報級大雪の恐れ”で住民不安<中継>
この冬一番の寒気が流れ込み、北陸など日本海側を中心に雪が降っています。警報級の大雪となる恐れがある石川県の現在の様子を中継でお伝えします。京河さん。
石川県の内灘町に来ています。現在は雨や雪は降っていませんが、23日の昼前には雨が雪に変わり、降ったりやんだりを繰り返していました。一部雪が降り積もったままとなっているのがわかります。この雪は、夜にかけてますます強くなるとみられています。
──被災地の住民の皆さんからは、どんな声が聞かれましたか?
住民の方から多く不安も聞かれました。その一つが、道路に設置されている、雪を溶かすための「消雪パイプ」です。断水や故障で水が出ないため、道路に雪が積もったままの状態になってしまう可能性があると不安をもらしていました。
そして、液状化による被害が大きい内灘町では、特に運転する際、注意が必要です。歩行者用の信号に手をのばせば届くほどの場所まで地面が隆起してしまっています。車用の信号も、私の身長と比べてみても、かなり迫ってきているのがわかります。
そして、突き当たりが住民の多くの方が利用される道路です。電柱が斜めになっていたり道路がかなり斜めになっていたりして、車も走るために車体を少し斜めにしなければならないように、かなり危険だということがわかります。道路に雪が積もってしまった場合、運転する際にもかなり注意が必要です。
石川県では24時間に降る雪の量が、あす24日夕方までに平地で30センチ、山地で70センチと予想されていて、その後もあさって25日にかけて雪が降り続く見込みとなっています。気象庁などは、建物に雪が積もることで、新たに家屋が倒壊する危険性があると注意を呼びかけています。