「NIPPO」舗装工事 契約にない再生材料混入 首都高など新たに12件でも
道路舗装の大手「NIPPO」が、国などが発注した舗装工事で契約にない再生材料を混ぜたアスファルトを使用していた問題で、会社側は新たに首都高速道路など12件の工事でも契約と異なる施工をしていたと明らかにしました。
NIPPOは先月、国土交通省やNEXCO東日本・中日本から請け負った21件の道路舗装工事で、契約になかった再生材料を混ぜたアスファルトを使っていたことを明らかにしています。
その後、2022年5月以降に完成した工事など184件を調査したところ、新たに首都高速道路の工事など12件でも契約にない材料が混入していたことが判明したということです。
NIPPOは自社で試験を行ったところ、当面の使用については安全性に問題はないとしていますが今後、外部の専門家などによる技術検証委員会を立ち上げ、改めて試験を行うということです。
また、原因を究明するため調査委員会を立ち上げ、7月末をめどに結果を報告するとしています。