道路舗装大手「NIPPO」 国交省などが発注の工事で契約にない再生材料使用
道路舗装の大手「NIPPO」が、国土交通省などが発注した舗装工事で契約にない再生材料を混ぜたアスファルトを使用していたことが分かりました。
国交省は会社側に、品質の確認試験を行い報告するよう求めています。
NIPPOによりますと、国土交通省やNEXCO東日本・中日本から請け負った道路舗装工事で、契約になかった再生材料を混ぜたアスファルトを使っていたということです。
工事が行われたのは、東北自動車道や関越自動車道などの高速道路のほか、羽田空港の滑走路や誘導路などだということです。
この問題を受け斉藤国土交通大臣は、会社側に品質の確認試験の実施のほか契約と異なる施工が他にもないかを、調査し報告するよう求めました。
道路の舗装工事では再生材料が多く使用されていますが、大型車の交通量が多いところなどでは耐久性が低くなる可能性があり、斉藤大臣は「品質確認試験の結果をふまえ適切に対応するよう求めていく」としています。