今月、電動車いすの乗客が、車いすのバッテリーが目視で確認できないことを理由に航空機への搭乗を拒否されるトラブルがあり、国土交通省は、確認は文書などでも可能だと改めて航空各社に通知しました。

「ピーチ・アビエーション」によりますと、今月5日、那覇空港で電動車いすの女性乗客が台湾行きの便に搭乗しようとした際、車いすのバッテリーが目視で確認できず、搭乗できなかったということです。

女性は事前に型番などを申告していましたが、「ピーチ」では目視による安全確認が社内ルールとなっていました。

斉藤国交相「バッテリーの安全確認については、目視での現物確認によらずとも、証明書の提示などによることも可能としております」

国土交通省は、15日付で「文書などでも安全確認は可能」と、航空各社に改めて通知したということです。