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再注目…災害に備え今すぐできる「防災ボトル」 持ち運び&避難時にも便利なワケ『news zero』

2024年8月30日 8:58
再注目…災害に備え今すぐできる「防災ボトル」 持ち運び&避難時にも便利なワケ『news zero』

土砂災害や河川の氾濫などで避難する時のために、早めに準備しておくことが必要です。台風10号の影響もあり、いま再び注目されているのはコンパクトに持ち運べる「防災ボトル」。その中身とは?いざという時、自分にとって必要な持ち物とは何でしょうか?

■災害時に必要なものをコンパクトに持ち運ぶ

藤井貴彦キャスター
「土砂災害や河川の氾濫などに早めの準備が必要だという情報です。小栗さん、今からでもできる備えを教えてください」

小栗泉・日本テレビ解説委員長
「まずは簡単に持ち運べる『防災ボトル』です。こちら警視庁警備部災害対策課のXで紹介されているもので、実は元々は2年前の投稿なんですが、台風10号の影響もあって再び注目されています」

「100円ショップなどで売られている、プラスチック製の500ミリリットルほどのサイズのこのボトルに、災害時に必要なものが収められています。清水さん、こちらなんですがいかがでしょう」

清水希容さん(空手家・五輪銀メダリスト・『news zero』木曜パートナー)
「本当に必要最低限のものが入っているような感じですし、持ちやすい。あと、硬さもあるので簡単には割れなさそうでいいなと思います」

■最低限の備え、避難所でも便利なワケ

小栗解説委員長
「何が入っているかというと、災害対策課のXでは、常備薬や現金などのほかコンパクトに持ち運びやすいようにということで、普通のタオルではなく圧縮タオル、懐中電灯もミニライトなどにするのがいいということです」

「また、ホイッスルも、例えば、がれきなどで身動きがとれなくなった時などに自分の居場所を知らせたり、誰かの助けを呼んだりするのに役立ちますよね。これはあくまでも一例ということなので、自分にとって大切なものを追加するのもいいかもしれません」

藤井キャスター
「清水さんは、自分ならこれを入れたいというものはありますか」

清水希容さん
「私は粉末状のお味噌汁とか、身分証明書、あと薬は入れたいですね」

藤井キャスター
「人それぞれ必要なものを入れてもらいたいと思いますが、ボトルである理由はあるんですか」

小栗解説委員長
「Xでは、普段からかばんやリュックなどに入れて持ち運びやすいと紹介されていますが、避難所などでボトルが水などを入れる容器代わりにもなりそうですね」

■いざ避難するとき必要な持ち物とは?

藤井キャスター
「こうした普段から持ち歩く最低限の備えはもちろんですが、今まさに避難しようという人はどのような持ち物が必要なのか教えてください」

小栗解説委員長
「その点、危機管理アドバイザーの国崎信江さんに聞きました。国崎さんは『いざ避難する場合には、量もしっかりと持って行ってほしい』と話しています」

「例えば、ぬれたら困るものは1つ1つジッパー付きの袋に入れて持っていく。そして歯磨き粉などの口腔ケア用品。高齢者の方などは、入れ歯の入れっぱなしなどで『誤えん性肺炎』になることもあるそうです。また、お風呂用の椅子などもあると、足をのせてエコノミークラス症候群を防ぐこともできると話していました」

藤井キャスター
「清水さんは、いざという時にこれは欠かせないものは何でしょうか?」

清水希容さん
「スリッパや薄底のサンダルを災害バッグに入れるようにしています。足を守れますし、避難所で寒さを防げますので入れていますね」

藤井キャスター
「もう防災リュックを準備されているんですね」

清水希容さん
「はい、準備しています」

藤井キャスター
「防災準備などをしていないという方もいらっしゃると思いますが、これから災害が近づいてくるという方は、自分に何が必要なのかを考えるだけでもそれが準備になります。1つ1つ丁寧に準備を進めていただきたいところです」

(8月29日『news zero』より)