デフリンピック開催に向け…“声が文字になる技術”など空手大会で試験導入
2年後に東京で開催される聴覚に障害のある選手のオリンピック「デフリンピック」に向け、声が文字となって競技会場の画面に表示されるなどの技術が、初めて試験導入されました。
5日、東京・足立区で開催されたのは、聴覚に障害のある選手による空手の大会です。この大会では、審査員の声による合図や指示を、ライトの点滅などにより、選手に伝える工夫がされています。
会場の「東京武道館」は、2年後に聴覚に障害のある選手のオリンピック「デフリンピック」の競技会場となる予定で、会場では声が文字になったり、キーボードで入力した文章が透明な画面に表示されたりするなどの技術が、初めて試験導入されました。
東京都の担当者は、「デジタル技術を活用したユニバーサルコミュニケーションを社会に広めていくきっかけとしたい」としています。