キャンプ場も閉鎖…GWどう過ごす?
まもなくゴールデンウイーク。今年は「楽しみ」となかなか思えないのがもどかしいところ。公共の施設や交通機関の対応は、例年とどう違ってくるのでしょうか?
■東京都では12日間を「ステイホーム週間」に
東京都の小池知事はゴールデンウイークを前に「4月25日から5月6日まで12日間、これを命を守るステイホーム週間。おうちにいましょう週間」と述べ、引き続きの外出自粛を求めました。
さらにキャンプやバーベキューなども3密になる可能性があるので控えてほしいとのことです。
今年のゴールデンウイークの日並びは、4月29日の昭和の日から始まり、木・金と休めば緊急事態宣言の期限の5月6日まで8連休になります。また、小池知事は休日を前倒しし、25日の土曜からの5月6日までの12日間をステイホーム週間に。企業にもこの期間は12連休をとってほしいとしました。
■都立公園の遊具やキャンプ場は閉鎖に
さらに小池知事は3密状態が指摘されている公園について、4月25日から都立公園などあわせて131か所の利用自粛を求めています。加えて都立公園の遊具や駐車場、自然公園のキャンプ場などは閉鎖する、としました。
都立公園よりもずっと数の多い市区町村立の公園については、それぞれの区などが判断します。例えば、荒川区の区立公園では職員が「集団で利用しないように」と利用者に呼びかけました。荒川区の職員は「健康増進のため公園は閉鎖せず、人の密集しがちな遊具について利用を制限した」と話していました。
また、今年は各交通機関が人の移動を減らすため、さまざまな対策を打ち出しています。
東海道新幹線は当面の間、運転の本数を2割減らします。また小田急電鉄のロマンスカーは5月2日~6日は運転見合わせ。
GW期間中のチケットを予約した人は、どちらも手数料無料で払い戻しができます。期限は緊急事態宣言が終了してから1年以内と長いので、あわてて窓口に駆け込まなくても大丈夫です。
高速道路各社も対策をしています。
まず、ゴールデンウィーク期間中の「休日割引」を中止。土日・休日にETCを搭載した普通車以下の車は高速料金が3割引になる休日割引をなくします。
さらにサービスエリアにあるレストランや売店なども営業の自粛を要請。ただ、物流業への影響を考えガソリンスタンドなどは通常と同じように利用できます。
■GWと一緒に検索されている言葉は?
ゴールデンウイークを前に気になる動きもあります。
ヤフー検索で「ゴールデンウィーク キャンプ」のキーワードの検索数を表したグラフ。今年は4月に入ってから検索数が大きく伸びています。いまキャンプに行くことは難しい状況ですが、気になっている人が多いということが検索数から読み取れます。
ほかにも「ゴールデンウィーク 過ごし方 コロナ」や「ゴールデンウィーク明け 学校」の検索数は4月に入ってから急上昇。休み明けに学校が始まるのか、気になっている人が多いということがわかります。
小池知事は、5月7日と8日は都立の学校を休校にすると発表しています。
どこにも出かけられないゴールデンウイークを前に、どう時間をやり過ごそうかと途方にくれてしまいそうですが、こんな時こそ、普段はなかなか進まない読書や勉強にじっくり取り組んだり、離れている家族や友人とオンラインでゆっくり語り合ったりする時間を持つのもいいかもしれません。
※4月24日放送 news every.『ナゼナニっ?』などより