北朝鮮による拉致被害者家族「親世代が健在なうちに再会を」救出訴え
北朝鮮による拉致被害者の救出を訴える集会が都内で開かれ、石破政権に対し「親世代が健在のうちに被害者との再会を果たしてほしい」と改めて訴えました。
集会には石破首相や、拉致問題担当相を兼務する林官房長官らも出席し、拉致被害者の家族らが切実な思いを訴えました。
横田めぐみさんの母・横田早紀江さん(88)「(娘の)姿も声も聞こえないような人生がものすごく長い年月続いている。どうして消えてしまったのか、必ずみんなが元気で帰ってきて、皆さんに喜びを伝える日が必ず来る日を、私たちは必ず信じて待ち望んでいます」
拉致被害者家族会・横田拓也代表(56)「家族会の親世代が健在なうちに、日本国内で拉致被害者の再会が果たされなければ、はれて正解とはなりません。日朝両政府はタイムリミットがあることを強く意識して欲しい。(石破首相には)毅然とした外交を貫いていただきたいと思います」
これに対し、石破首相は「ご家族が高齢となる中で、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現していかなければならない。先頭に立ち取り組んでいく」と強調しました。