国連 北朝鮮による拉致被害者の即時帰国を求める決議案 20年連続で採択
国連総会の委員会は20日、北朝鮮による人権侵害を非難し、全ての拉致被害者の即時帰国を求める決議案を20年連続で採択しました。
国連総会で人権問題を扱う第3委員会に提出された決議案は、日本や韓国などが共同提案したもので、北朝鮮による人権侵害を強く非難し、全ての拉致被害者の即時帰国を求めるものです。
国連日本代表部・大野祥公使「拉致被害者とその家族が高齢となる中、時間的制約のある拉致問題は、一刻の猶予も許されない人道的な問題だ」
決議案は、20年連続で採択されましたが、北朝鮮は、激しく反発しました。
北朝鮮 キム・ソン国連大使「我が国のイメージをおとしめて悪くすることで長期的には我が国の体制を転覆させることを目的とした決議案だ」
決議案は、年内に国連総会の本会議で正式に採択される見通しです。