国連総会は19日、北朝鮮の人権侵害を非難し全ての拉致被害者の即時帰還を求める決議を19年連続で採択しました。

決議は、EU＝ヨーロッパ連合が提出したもので、日本や韓国も共同提案国に名を連ねました。

決議では、北朝鮮の人権侵害を厳しく非難した上で、北朝鮮に対し、拉致被害者の安否と所在を明らかにすることを強く要請するとともに、全ての拉致被害者の即時帰還を求めています。

これに対し、北朝鮮側は「政治的動機に基づく無謀な挑発だ」と激しく反発しました。

北朝鮮の代表
「決議案は北朝鮮を孤立させ抑圧する敵対政策に固執するアメリカとその追随勢力によってでっち上げられた政治的対立文書であり、詐欺文書にほかならない」

決議は、無投票による合意で19年連続で採択されました。