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国連安保理、ICBM発射で緊急会合 北代表「朝鮮半島は核戦争危険地帯と化している」

2023年12月20日 10:45
国連安保理、ICBM発射で緊急会合 北代表「朝鮮半島は核戦争危険地帯と化している」

北朝鮮によるICBM(=大陸間弾道ミサイル)の発射を受けて開かれた国連の安全保障理事会で、北朝鮮の代表は「朝鮮半島は核戦争の危険地帯と化している」と述べました。

国連安保理は19日、北朝鮮が新型ICBM「火星18」を発射したことを受け、緊急会合を開きました。

北朝鮮の国連大使は、アメリカと韓国による大規模な合同軍事演習などによって「朝鮮半島は最も不安定な核戦争の危険地帯と化している」と述べた上で、「今回のICBMの発射は深刻な状況を前にした警告的な対抗措置だ」と主張しました。

北朝鮮・金星(キム・ソン)国連大使「今後もアメリカと追随勢力からのいかなる脅威にも、即座に圧倒的な対抗措置で封じ込め、制御するために、より高度な戦力を構築し続けるだろう」

一方、アメリカの代表は「北朝鮮に敵意を抱いているわけではない」と述べた上で、前提条件なしの対話を求め続けていることを強調しました。

会合では、この日も中国とロシアが北朝鮮を擁護する姿勢を崩さず、安保理として一致した対応は取れませんでした。