EU首脳会議 ウクライナとの加盟交渉開始で合意
EU(=ヨーロッパ連合)は首脳会議を開き、ウクライナとの加盟交渉を開始することで合意しました。
EUは14日に首脳会議を開き、ロシアの侵攻を受けるウクライナをめぐり、ヨーロッパ委員会が先月勧告した加盟交渉の開始や、追加支援などについて協議しました。
いずれもハンガリーのオルバン首相が反対する考えを示していましたが、EUのミシェル大統領はSNSで、ウクライナとモルドバとの加盟交渉を始めることで合意したと明らかにしました。
ヨーロッパ委員会がハンガリーへの補助金について、凍結していた一部を解除したことが影響したとの見方が出ています。
ゼレンスキー大統領は、「歴史は、自由のため飽くことなく闘う者たちによって作られる」とコメントしています。
ただ、ウクライナは今後、政治や経済などの分野ごとに全ての加盟国と交渉し、EUの基準を満たしたと承認される必要があり、早期加盟は難しいとみられます。