ゼレンスキー大統領「ヨーロッパを守るため戦いたい」EU首脳会議に出席
ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、イギリスなどに続きベルギーを訪問し、EU(=ヨーロッパ連合)の首脳会議に出席しました。
イギリスとフランスを電撃訪問していたゼレンスキー大統領は9日、パリ郊外の空港からマクロン大統領と共にベルギーに移動しました。ロシアによる軍事侵攻後、ゼレンスキー大統領がベルギーを訪問するのは初めてです。
首脳会議では、EUへの加盟手続きの迅速化や戦闘機の供与などを求めるとみられます。
また、首脳会議に先立ち、ゼレンスキー大統領は、EU議会で演説し、「世界で最も反ヨーロッパ的な勢力からヨーロッパを守るため戦いたい」などと訴え、議員からはスタンディングオベーションが送られました。
ロシアが今月にも攻勢を強めるとの見方もある中、一連の訪問で各国との結束をアピールすると共に、指摘される“支援疲れ”を払拭する狙いがあるとみられます。