拉致被害者家族ら“一刻も早い解決を”…政府主催シンポジウムで訴え
北朝鮮による拉致問題について考えるシンポジウムが開かれ、拉致被害者家族が「拉致問題は時間的制約のある人権問題」などと一刻も早い解決を訴えました。
16日のシンポジウムには、14日に就任した林官房長官兼拉致問題担当相や、横田めぐみさんの弟で家族会代表の横田拓也さんらが出席しました。
横田拓也さん
「すみやかに日朝首脳会談を開催し、全拉致被害者が日本に帰国し、家族が再会できるように動いてほしい。政治の停滞は許されない」
その上で横田さんは、拉致問題は時間的制約のある人権問題だとして、一刻も早く拉致被害者の帰国を実現するよう訴えました。
林官房長官は、拉致問題は岸田政権の最重要課題だとした上で、「総理直轄のハイレベルで協議を行って、早期の首脳会談の実現に向けた環境が整備されるように、政府一丸となって取り組んでいく」と強調しました。