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感染性胃腸炎で突然“おう吐”…どうすれば? 「飲んではいけない薬」とNG行為 過去10年で最多の感染【#みんなのギモン】

2025年3月11日 9:42
感染性胃腸炎で突然“おう吐”…どうすれば? 「飲んではいけない薬」とNG行為 過去10年で最多の感染【#みんなのギモン】
感染性胃腸炎が流行しています。2月17日~23日の全国の感染者数は、この時期としては過去10年で最多に。症状が出ると、突然のことで慌てて対応してしまいそうになりますが、おう吐物の処理や薬の服用などでやってはいけない行為があります。

そこで今回の#みんなのギモンでは、「感染性胃腸炎 NG行為は?」をテーマに解説します。

■感染者、年末年始から1か月半で10倍

富田徹・日本テレビ解説委員
「ノロウイルスなどの感染性胃腸炎について、やってはいけないNG行為があります。感染状況から見ていきます」

「国立感染症研究所によると年末年始の頃(去年12月30日~今年1月5日)は、全国平均で1医療機関あたりの感染者数は1.09人でした」

「これは季節関係なく比較的少ない人数でしたが、そこから1か月半ほどたった2月17日~23日には、約10倍の10.32人になりました。この時期としては過去10年で最多となっています」

斎藤佑樹キャスター
「僕自身は(感染性胃腸炎に)なったことはないんですけれども、なった方からは『本当に大変だ』という話は聞きますね」

■家庭内にウイルスが…4人家族の事例

富田解説委員
「ウイルスが家の中に入ってくると、何が起きるのか。every.の男性スタッフが去年12月末に感染していて、その例を見ていきます」

「本人は38歳、妻は37歳で、2歳と0歳のお子さんがいます。最初に発症したのは妻でした。夕方、急にお腹が痛いと寝込んでいて、しばらくして突然、廊下におう吐してしまいました」

山崎誠アナウンサー
「大人がこらえきれないくらい、本当に突然ということでしょうから、かなり厳しかったんでしょうね」

富田解説委員
「突然来たということです。病院には行きましたが感染性胃腸炎に特効薬はないので、処方されたのは整腸剤などだったそうです。そして翌日の夜、眠っていた男性スタッフは腹痛で目が覚めました。感染してしまったということですね」

「男性スタッフの症状は妻と違って吐き気はないものの、とにかくお腹が痛かったということです。(これは感染性胃腸炎の)特徴らしいですが、胃のあたりをぎゅーっと鷲づかみにされているような痛みがあったそうです」

「その翌日と翌々日、2歳と0歳の子どもの便がゆるく、うつったかも?と思った瞬間があったものの、半日で症状がなくなったそうです。ノロウイルスの潜伏期間がおおむね1日~2日です。どれだけあっという間に広がるか、この時系列からもわかりますよね」

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■素手で…男性スタッフの「反省」