去年7月、高知市の男子児童が水泳の授業中に溺れて亡くなった事故で、警察は、当時の教育長ら7人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、事故当時の高知市の松下整教育長や長浜小学校の中村仁也校長など、あわせて7人です。

警察によりますと7人は、去年7月5日、当時長浜小の4年生で9歳の男子児童が、近くの南海中学校のプールで行った水泳の授業中に溺れて亡くなった事故について、教育長と教育委員会職員は安全性の検討が不十分だったとして、また、長浜小の校長や授業を担当した教員は安全対策や監視体制が不十分だったとして、業務上過失致死の疑いが持たれています。

南海中のプールは、長浜小の校長が利用を検討するため水深を測った際は、一番深い所で120センチでしたが、事故が起きた日は132.5センチと、亡くなった児童の身長より10センチ以上高い水深でした。

警察は、7人の認否を明らかにしていません。