交際相手の子ども死亡 男性に無罪判決「合理的な疑い残る」 横浜地裁
7年前、横浜で交際相手の子どもに暴行を加え死亡させた罪などに問われた男性に対し、横浜地裁は21日に無罪を言い渡しました。
内田正也被告は2018年、横浜市鶴見区のアパートで、交際相手の息子の紺野叶志郎ちゃんに暴行を加え、死亡させた罪などに問われていました。裁判で内田被告は「暴力は振るっていない」などと無罪を主張していました。
検察側は叶志郎ちゃんの首に強い力が加えられ、損傷が生じたなどと主張していましたが、21日の判決で横浜地裁は、首の損傷が「力が加えられたことによって生じた可能性は低い」などとする医師の証言を「不合理なものとして排斥できない」との判断を示しました。
そのうえで、「事件性を認定するには合理的な疑いが残る」として、内田被告に無罪を言い渡しました。
最終更新日:2025年1月21日 19:05