所沢市マンション男性殺害 事件に巻き込まれた3階の部屋、事件後に鍵かかった状態
今月26日、埼玉県所沢市のマンションで男性が殺害された事件で男性が事件に巻き込まれた3階の部屋が事件後、鍵がかかった状態だったことがわかりました。
■現場は鍵がかかった状態 何者かが鍵を閉めて立ち去ったか
この事件は今月26日、所沢市のマンションの1階で、茨城県ひたちなか市の松本悠斗さんが倒れているのが見つかり、その後、死亡したものです。
松本さんはマンションの3階の部屋で、何者かに下半身を刃物のようなもので傷つけられたとみられていますが、その後の警察への取材で、松本さんが1階で発見されたときは鍵がかかった状態だったことがわかりました。
ただ、松本さんは発見されたとき、車の鍵を含む複数の鍵が入ったキーケースを持っていましたが、3階の部屋の鍵は持っていなかったということです。
警察は何者かが事件後、部屋に鍵をかけ、立ち去った可能性があるとみて調べています。
■部屋を借りていた人物は女性…被害男性は仕事を終え、仕事以外の理由で現場に向かったか
3階の部屋の契約者についてもわかってきました。警察によりますと、マンスリータイプの部屋として都内の法人が貸し出していて、その契約者は女性で、契約期間は今年の11月から来年の1月31日だったということです。
また、警察によりますと、同じマンションの住人らから話を聞いたところ、部屋の前で女性の姿を見かけたことがあるという情報もあるということです。
松本さんの足取りについても、事件当日午前6時すぎに茨城の自宅を出て、午後5時ごろまで茨城県内で仕事をしていたことが新たにわかりました。
その後、仕事以外の理由で埼玉県所沢市の現場に向かったとみられる松本さん。
警察は、部屋の契約者の女性が現場に鍵をかけて立ち去った人物と同一人物かどうかについて調べるとともに、松本さんがマンションを訪れた理由についても詳しく調べています。