出場断念の人も…デフリンピックのウクライナ陸上選手をTシャツ販売で支援
ロシアのウクライナ侵攻が続く中、国際大会に出場するウクライナの陸上選手を支援する取り組みが始まりました。
2日から始まったのは、来月、ブラジルで開催される聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック」のウクライナ人選手への支援です。ロシアの侵攻の影響で、国からの支援がストップし、陸上競技に出場予定だった選手約40人中30人が出場を断念する事態となっています。
日本デフ陸上競技協会はTシャツを販売し、売上金の一部を選手らの渡航費として支援する方針です。
ウクライナ人選手と交流のある岡田海緒選手は1日夜、テレビ電話で、ドイツなど国外に避難し、練習を続けている厳しい状況を聞いたと話しました。
デフ陸上日本代表・岡田海緒選手「本当は(大会に)参加できるのに、参加できないことは悲しいことなので、私たちにできることがあれば支援したいと思います」
支援金は100万円を目標に、来月15日までTシャツの販売を続けるということです。