沖縄・独自「緊急事態宣言」1~15日まで
沖縄県内での新型コロナウイルスへの感染者の急増をうけて、沖縄県の玉城知事は31日、県独自の「緊急事態宣言」を出しました。
玉城知事「県内の感染拡大のスピードは想定を上回り、病床の数がひっ迫している状況を表しています。何としても医療崩壊を食い止めなければいけません」
31日夜に会見した玉城知事は、県独自の警戒レベルを「流行警戒期」から、「感染流行期」に一段階引き上げたことを明らかにしたうえで、8月1日から15日間の緊急事態を宣言しました。
沖縄本島内の住民に、不要不急の外出自粛を求めるほか、那覇市内の飲食店に、営業時間を短縮し午前5時から午後10時までとするよう求めています。
一方、県民には県外への渡航自粛を求めましたが、県外から沖縄への渡航については、慎重な判断を求めるにとどめました。
沖縄県内では31日、新たに過去最多となる71人の感染が確認され、感染者は7月だけで253人にのぼっています。
沖縄県は30日、大規模なクラスターが発生した那覇市の「松山地区」で、接待を伴う飲食店に8月1日から15日間の休業を要請しましたが、31日、感染者数がさらに増え、医療態勢がひっ迫していることから独自の緊急事態宣言に踏み切った形です。