“集団感染”高校「生徒の落ち度ではない」
島根県松江市の立正大淞南高校サッカー部の寮で新型コロナウイルスの集団感染が発生した問題で、松江市は10日、新たに関係者3人の感染が確認されたと発表しました。
松江市は10日、立正大淞南高校の全校生徒や教職員などを対象にPCR検査を行い、新たにサッカー部の生徒1人と野球部の生徒1人の感染が確認されたと発表しました。また、これまでに感染がわかっている生徒の同居者1人の感染も確認されました。
立正大淞南高校は10日夜に会見を開き、北村直樹校長が学校として対策が不十分であったと謝罪しました。
北村直樹校長「今回のことは生徒の落ち度ではなく、学校としての感染症対策の不備に起因している。本当に申し訳なく、重く受け止めている」
会見で学校側は、寮生活では食事や入浴の時間を可能な限り分散して行動するように促していたものの、人数制限など細かな取り決めを行っていなかったことを明らかにしました。
立正大淞南高校では学校を立ち入り禁止とし、当面の間、休校措置を取るとしています。