マッチングアプリで知り合った男性に、「給料が盗まれた」「死にたい」などとウソのメッセージを送って、現金約370万円をだまし取ったなどとして、女2人が再逮捕されました。

再逮捕されたのは、井田しずく容疑者（27）と無職の女（28）の2人です。警視庁によりますと、井田容疑者は2024年3月から5月にかけて、マッチングアプリで知り合った都内に住む男性（29）に「給料が盗まれ託児所代が払えない」「死にたい」などとウソのメッセージを送り、現金約373万円をだまし取った疑いなどがもたれています。

井田容疑者はATMで男性が振り込んだ金額よりも多い、426万円あまりを引き出していて、こうした状況から、警視庁は複数の男性から同時に現金をだまし取っていたとみています。

また、女（28）は知人関係の井田容疑者から手口を教えてもらう形で、2023年7月から9月にかけて、愛知県に住む男性（当時33）に「私子どもいてお金が必要、貸して欲しい、必ず返せる」などとウソのメッセージを送り、現金約25万円をだまし取ったとして再逮捕されました。

調べに対し、2人は容疑を認め、井田容疑者は「インターネットカジノをするために 同情を誘いウソをついた」と供述しているということです。

警視庁は、2人が、過去にも同様の手口で犯行を繰り返し、少なくとも120人の男性から現金1億円以上をだまし取っていたとみて詳しく調べています。