天皇陛下 新年の感想「お互いを思いやり、支え合いながら、様々な困難を乗り越えて」戦後80年の節目に広島・長崎・沖縄を訪問へ
2025年の元日、天皇陛下は、新年にあたっての感想を寄せられました。
天皇陛下は、感想の中で去年元日の能登半島地震などの自然災害や、物価の上昇などによる多くの人々の苦労を気遣った上で、「今年も、人々がお互いを思いやり、支え合いながら、様々な困難を乗り越えていくことができるよう」願われました。
また、戦後80年の節目にあたり、「平和な世界を築いていくために、 人々がお互いの違いを認め合い、 共に手を携えて力を合わせていくことの大切さを感じます」とつづられました。
関係者によりますと、両陛下は今年、広島、長崎、沖縄を訪れ、慰霊される方向で検討が進められているということです。
陛下は、「新しい年が、我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」と感想を締めくくられています。
元日は、皇居で「新年祝賀の儀」が行われ、2日は2年ぶりに「新年一般参賀」が行われます。
最終更新日:2025年1月1日 0:00