ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナから国外に避難した人は500万人以上となりました。

先月、ウクライナから母親と妹と共に、日本に避難してきたムリャフカ・ミロスラヴァちゃん（6）は、横浜市内で日本語の勉強を始めています。慣れない土地で始まった新生活。ほかのアジアから来た仲間と共に、ひらがなを教わりました。

日本語支援拠点施設ひまわり　金澤眞澄校長
「緊張する顔を見て、どうにかほぐしてあげたいなって思ってます。日本に来てよかったっていう思いを持たせたい」

ロシアによる軍事侵攻後、ウクライナから国外に避難した人は500万人以上となりました。ウクライナ国民の10％以上が国外に逃れたことになります。

埼玉では、9日にウクライナから来日したばかりのブリトキナ・ナタリアさん（50）が新型コロナのワクチンを接種しました。今回が初めての接種です。

ウクライナから避難　ブリトキナ・ナタリアさん（50）
「こうやってワクチンまで打ってくれるとは思っていませんでした。これで、私も周りの皆さんも安心するでしょう」

東京では、先月、狛江市に住む娘の元へ避難してきたドウバシュ・マリアさん（71）に支援金10万円が贈られました。

そして――

ウクライナから避難　ドウバシュ・マリアさん（71）
「市長とのお話通り、ボルシチを作ります」

先月、市長と面談した際に、ドウバシュ・マリアさんがウクライナの郷土料理の「ボルシチを食べてほしい」と話したことから、ボルシチを振る舞うチャリティーイベントを来月7日に開催することになりました。