飲食休業要請は解除、高齢者対策強化 大阪
大阪府はミナミの飲食店などへの休業や時短の要請について、20日で解除する一方、重症者が増えているとして、高齢者への対策を強化していくことを決めました。
大阪府・吉村洋文知事「大阪・ミナミの陽性者の数は半分以上減っている状況で、非常に大きな成果が出ている」
大阪府は19日、対策本部会議を開き、今月6日からミナミの一部エリアで酒を提供する飲食店などに要請していた「休業」や「営業時間短縮」について、一定の効果が出ているとして、予定通り20日で解除することを決めました。一方で、家族を除く5人以上の飲み会の自粛要請については、今月末まで延長しました。
解除の決定を受けて、自主的に休業していたミナミのバーでは、営業再開に向けて準備を始めました。
自主的に休業しているバー・西田英洋さん「普通に(予定通り)終了でよかったが、急にまた戻るとは限らないので、客が…。これからが心配」
大阪府では高齢者にも感染が広がり、今月1日には20人だった重症者が3倍になっています。専門家からは重症者が1週間あたり100人近く発生する可能性も指摘され、府は高齢者やその家族などに対し、少しでも症状がある場合、検査するよう要請することを決めました。