ストレス“コロナ抜け毛”増 女性や子供も
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新型コロナウイルスが流行し、以前と比べ「神経質になった」など、ストレスを感じている人が増えているといいます。そのストレスで、女性や子どもにも、髪の毛が抜けるなど、悩みを抱えている人が増えているということです。
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街の人に今、悩んでいることを聞いてみると…
20代会社員「いろんなイベント行くのが好きだったので、この状況下(感染拡大で)全部中止になってるから」
30代会社員「ストレス発散がないよね」
新型コロナウイルスによるストレスについて調べたアンケートによりますと、流行前と比べて「神経質になった」と答えたのはおよそ7割(BIGLOBE調べ 8月5~6日)。そのストレスで、女性たちに、ある“異変”が出ていました。
30代会社員「クシで(髪を)とかしたりする時に、結構びっくりするくらい抜けるときがあるので」
20代会社員「すごい髪の毛抜けるようになりました。すごいショックです。髪の毛命なので」
「髪は女の命」と言いますが、「コロナストレス」で髪の毛が抜けるなど悩みを抱えている人が増えているというのです。
都内のクリニックでも、今年は抜け毛の相談にくる患者数が増加。
シロノクリニック恵比寿・江馬潤医局長「今までは男性の抜け毛の相談があったんですけど、今回は女性で髪の毛が薄くなってきた、抜けてるんじゃないか、そういった相談が増えてきたり」
7月は、前の月と比べて、抜け毛の相談にくる患者が2倍に増えたといいます。長引く外出の自粛で、ストレスが増えていることに加え、運動不足も重なっていることから、髪の毛にはこんな悪影響が。
江馬医局長「運動をしませんと体の血行がよくなりませんので、血行状態が悪くなると頭髪が抜けやすくなる。成長もしにくくなる」
血行不良により、増えるという抜け毛。頭皮のケアなどを行うサロンでも髪の毛の悩みを抱えるお客さんが増加中だといいます。
頭皮と肌の専門店 希翠 毛髪診断士・田辺未奈美さん「在宅ワークの方が増えて普段と違うリズムで仕事することによって、抜け毛で悩まれてご来店する方がすごく増えたのかなと。特に20代のお客様も増えました」
店によりますと、在宅勤務などでパソコンを見る機会が増えたことで、肩こりとなり、頭皮の血流も悪化。若い世代でも、抜け毛やフケに悩む人が増えているといいます。
これは、フケが発生していた20代女性の頭皮の写真。頭皮が赤みをおび、血行不良になっていることがわかります。
番組スタッフの頭皮もチェックしてもらいました。すると…
頭皮と肌の専門店 希翠 毛髪診断士・田辺さん「こことかがすごく細くて、細い毛は抜けやすくなっていくので」
そんな中、今、人気なのが頭皮をケアするヘッドスパ。この店では炭酸スプレーをして頭皮をマッサージ(ドライヘッドスパ 40分5500円・税別 ※頭皮チェック付き 炭酸スプレー500円・税別)。
田辺さん「頭皮は柔らかく動いた方が血液が流れやすいので」
自宅では軽く頭皮を動かすようにシャンプーすることで、抜け毛を抑えることにつながるといいます。
髪の毛に悩んでいるのは、大人だけではありません。医療用のウィッグなどを販売するメーカーでは――
東京義髪整形・中山雅史代表取締役社長「以前と比べてお子様の割合が多くなっているように思います。コロナ禍で学校に行けないとかあまり遊びに行けないとか、そういうことも原因になっている気がします」
多くの小中学校が休校となった今年3月以降、子供向けの医療用ウィッグの相談が増えたといいます。
抜け毛が気になる部分の型を取り、医療用シールで頭皮に貼る、部分的なウィッグの需要が伸びているということです。