24日午前9時半ごろ、突如、生配信を行った前参議院議員のガーシーこと東谷義和容疑者51歳。天を仰ぎ、涙をぬぐうような仕草も見せました。

ガーシー容疑者のInstagramより
『ほんまに俺のことはどんだけボロカス言おうが何しようがいいです。うちの母親だけはほんまにやめてください』『ひとりで冷静になって考えたいと思います。朝早くからすみませんでした』

実はこの配信の1時間ほど前、兵庫県伊丹市にあるガーシー容疑者の親族の自宅2か所で家宅捜索が行われたのです。警視庁による家宅捜索は、およそ3時間に及びました。出てきた捜査員の手には、茶色の紙袋が握られていました。

今月15日に国会議員の資格を失いその翌日、逮捕状が出されたガーシー容疑者。捜査関係者によりますと、ガーシー容疑者は去年YouTubeに配信した動画で、著名人ら3人に対し常習的に脅迫したなどの疑いがもたれています。

当人は その日の生配信で、“日本には帰らない”と発言しました。

ガーシー容疑者　今月16日のライブ配信
『無理やり除名させたあとにすぐ逮捕状ってさ。よっぽど嫌いなんやろうなと思うわ、俺のこと』『心配せんでも日本に帰らんからもう』

ガーシー容疑者は、いまだに海外滞在を続けていて、23日外務省はガーシー容疑者に対して旅券返納命令を出しました。期限の来月13日までに返納しなければ、ガーシー容疑者のパスポートは失効することになります。

こうした中、24日に家宅捜索が行われました。この家はおととし末まで、“ガーシー容疑者が住んでいた”とされる場所で、親族の口座がガーシー容疑者の動画収益の資金の流れに関わっている疑いがあるということです。

24日朝の生配信は、この家宅捜索をうけて行われたものでした。

ガーシー容疑者のInstagramより
『僕がYouTube始めたのはドバイ行ってからです。僕の私物は全部ドバイに持ってきました。実家に何かあるわけないです』『母親にYouTubeのことなんか話したことないし、うちの母親YouTubeのことも見てません』『77歳のおかんだけは、ほんまにちょっと勘弁してください』

警視庁は容疑の裏付けを進めるとともに、警察庁を通じて国際手配の手続きを進める方針です。