「万博」13日開幕へ 落合陽一氏プロデュース「null2」テーマは…? 最新技術集まる一方で課題も
13日に開幕する「大阪・関西万博」が9日、報道陣に公開されました。最新の技術が集まる一方で、現在も工事が続く施設があるなど、課題も残されています。
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9日夜。
並木雲楓フィールドキャスター
「水上ショーをやっています。ものすごい迫力です」
公開されたのは、約300基の噴水を使った「万博史上最大級」の水上ショー。
いよいよ13日(日)に開幕が迫った「大阪・関西万博」。9日、メディアに先行公開され、国内外のメディア約4500人が参加しました。
世界最大の木造建築物「大屋根リング」。
並木キャスター
「大屋根リングに囲われるように世界各国のパビリオンがあります」
約160の国と地域が参加しています。クウェート館では…
並木キャスター
「空とのコントラストがきれいですね」
おのずとボルテージが上がる並木キャスターが向かったのは…
並木キャスター
「近くで見ると、より一層動いているのがわかります。鏡の中の自分がぐるぐる回っています」
この不思議なパビリオンをプロデュースしたのが、パートナーとして「news zero」に出演していた落合陽一さんです。
落合陽一さん
「落合陽一シグネチャーパビリオン『null2(ヌルヌル)』です」
今回どんな技術を見せてくれるのか、「news zero」も体験。
自分の声などを登録し、パビリオンの中に入ると、映し出されたのは…。
AI生成された並木キャスター
「こんにちは。私は並木雲楓です」
AIで生成された“もう一人の自分”です。
AI生成された並木キャスター
「私たちは持っている記号をすべて捨てて、新しく生まれ変わりたいと思います」
落合さんが表現したいこととは。
落合陽一さん
「AIによって文明はすぐに変わってしまう。夜寝て起きたら世界変わってるかもしれない。それでも別に人生は続いちゃう。だから意味なんて探さなくても、『文明は変わっても人生は続く』というのがテーマです」
最新の技術が集まる万博。
並木キャスター
「こちらがiPS細胞で作られた心臓です」
1分間で50~60回ほど動く“ミニ心臓”。リアルな心臓の動きを間近で見ることができます。
日本館で見られるのは、数万年前に地球に飛んできた「火星の石」。一方、開幕に間に合うのか懸念される施設も…。
“万博の華”ともいえる海外パビリオンですが、各国が独自で建設するパビリオン「42」のうち、6日時点でまだ9館が工事中。
開幕まであと4日です。
(4月9日放送『news zero』より)