院内感染も…東京都で新たに177人
東京都は新たに177人が、新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。クラスターが発生した日本大学の運動部と都内の病院では、さらに感染者が増えています。
東京都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの177人で、このうち60代以上は44人いて、約25%を占めています。
感染経路別では、「施設内感染」が33人で最も多くなり、クラスターが発生した日本大学の運動部では、学生寮に住むバレーボール部員2人の感染が新たに確認されたほか、空手部の女子部員5人の感染も確認されました。
これで、都が把握しているバレー部の感染者は28人、空手部は11人となり、保健所は、2つの運動部の男子部員は同じ学生寮に住んでいることから、寮内で感染し、その後、空手部の練習を通じて、男子部員から女子部員に感染が広がったと見ています。
また、院内感染が起きた足立区にある「大内病院」では、患者と看護師19人の感染が新たに判明し、この病院の感染者は47人にのぼるほか、北区の「明理会中央総合病院」でも、患者ら4人が感染し、感染者はこれで16人となりました。
一方、新たに70代の男女2人の死亡も確認されました。都内の感染者は2万8136人で、死者は425人となりました。