藤井聡太二冠、順位戦5戦全勝 単独首位に
将棋の名人への挑戦を目指し戦うリーグ戦で、藤井聡太二冠(18)が村山慈明七段(36)に勝利し、リーグでの連勝を5に伸ばし単独首位となりました。
藤井二冠は21日に、大阪市の関西将棋会館で行われた順位戦B級2組6回戦で村山慈明七段と対局しました。
順位戦はC級2組からA級の5つのクラスに分けられた棋士がリーグ戦を行い、最上位のA級で1位になった棋士が名人への挑戦権を獲得します。現在、名人には「魔王」の愛称で知られる渡辺明三冠(36)が君臨しています。
順位戦で藤井二冠は今期、日本将棋連盟前会長で十七世名人の資格を持つ谷川浩司九段(58)や、藤井二冠のプロデビュー後の連勝をストップさせた佐々木勇気七段(26)らを相手に、4戦全勝しています。
午前10時に始まった21日の対局では、藤井二冠が苦戦しているとみられる戦型でスローペースに進み、午後11時24分に97手で村山七段を投了に追い込み勝利しました。公式戦での連敗を3でストップさせた藤井二冠は、順位戦B級2組で、5戦全勝で単独首位となりました。
今回の対局で、藤井二冠は昼休憩に冷たいうどんつきのお弁当を、夕食休憩には豚しゃぶカレーと野菜サラダを注文したということです。
■写真提供:日本将棋連盟