将棋の８大タイトルのひとつ、王将への挑戦権をかけたリーグ戦で、藤井聡太二冠は５日、竜王の豊島将之二冠に敗れ、挑戦権獲得は厳しくなりました。

リーグ初戦で羽生善治九段に敗れた藤井二冠は、５日の第２戦で竜王の豊島将之二冠と対局を行いました。藤井二冠はこれまで豊島二冠に５戦５敗と一度も勝利していませんが、今日の対局では、終盤まで優勢かとみられました。

しかし、お互いに持ち時間を使い切って、一手を１分以内に指す状況の中、豊島二冠が逆転し、対局開始からおよそ１１時間後、藤井二冠は、１７１手で投了に追い込まれ、敗れました。

藤井聡太二冠（１８）「実力が足りないのかなと思います。（リーグ戦が）けっこう厳しいスコアになってしまいましたけど、最後まで頑張りたいと思います」

挑戦権獲得が厳しい状況になった藤井二冠は、今月２６日の第３戦で永瀬拓矢王座と対局を行います。