午前は豊島二冠が主導権、藤井二冠は長考も
将棋の8大タイトルのひとつ「王将」への挑戦権をかけたリーグ戦で、藤井聡太二冠は5日、一度も勝ったことがない「竜王」の豊島将之二冠と対局を行っています。
王将への挑戦権をかけたリーグ初戦では羽生善治九段に敗れた藤井二冠。5日は午前10時から大阪で竜王の豊島二冠と対局しています。「序盤・中盤・終盤、隙がない」と緻密な将棋で知られる豊島二冠に、藤井二冠は公式戦で5戦5敗とこれまで勝ちがありません。
負けると挑戦権獲得が厳しくなる藤井二冠が、豊島二冠の壁を越えられるのか、注目の対局は夜まで続く見通しです。
対局では午前中、先手の豊島二冠が主導権を握り、藤井二冠は長考する様子が見られました。
昼の休憩で藤井二冠は「ハンバーグ&海老フライ盛り合わせ」を、豊島二冠は「ロースとんかつ」を食べ、対局が再開されると、藤井二冠は歩を打ち、攻めの拠点を作ったのに対し、豊島二冠の手がとまっています。