変異種 専門家会議“日本でも監視必要”
新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家の会議は、イギリスで確認されたウイルスの変異種について、日本国内でも監視する必要があると指摘しました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「(イギリスなど)関係国との往来のあり方、それから検疫検査、モニタリングのあり方について、適切な対応を速やかに行うべき」
アドバイザリーボードは、イギリスの感染状況などをみると、変異種の感染力が増していることは確かだとし、「感染拡大のスピードが速くなり、医療のひっ迫につながることが危惧される。変異種が国内に侵入しないか、国内でも起きていないかは監視していく必要がある」としました。
一方、国内の感染状況について、特に感染者の増加が続いている東京都では、飲食店の時短要請が行われているが、人の流れは減っていないと分析。忘年会や新年会を避け、買い物も混雑を避けるなど、静かな年末年始を過ごすよう呼びかけました。