独ビオンテック“変異種にも有効の可能性”
ドイツの医薬品会社・ビオンテックは22日、アメリカのファイザーと共同開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、イギリスなどで感染が急増している変異種にも有効である可能性が高いとの見解を示しました。
ビオンテックのサヒン最高経営責任者は22日、変異したウイルスについて、ワクチンの効果に関係している成分の99%は変化していないとして、次のように述べました。
ビオンテック・サヒンCEO「科学的には変異したウイルスにもワクチンが効く可能性は高い」
現在、変異種に対してワクチンの効果があるかどうか試験を行っていて、その結果、ワクチンの効果が十分ではないと判明した場合は、6週間程度で変異したウイルスにも有効な改良型ワクチンを開発できるとしています。
変異したウイルスはイギリスの首都・ロンドンなどで急速に広がっていて、ヨーロッパや中東を中心に、イギリスとの往来を一時停止する国が相次いでいます。