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英仏共同開発のワクチン 実用化「遅れる」

2020年12月12日 10:43

フランスの製薬大手「サノフィ」が、イギリスの製薬会社と共同開発している新型コロナウイルスワクチンの実用化が、来年10月以降に遅れると発表されました。

「サノフィ」とイギリス製薬大手「グラクソ・スミスクライン」は11日、共同開発している新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験で、50歳以上の被験者に十分な免疫反応が見られなかったと発表しました。ワクチンを改良して、来年2月に改めて臨床試験を行う予定です。これにより、来年半ばに見込んでいた実用化も来年10月から12月にずれ込む見通しだということです。

「サノフィ」と「グラクソ・スミスクライン」は、来年までに10億回分のワクチン生産を目標としており、アメリカやイギリス、EU(=ヨーロッパ連合)などに供給することで合意しています。